今のCADオペレーターの仕事がきつくて、今すぐ辞めたい
CADオペレーターは急に仕事が入ってきたりヒマになったりします。
急な仕事の依頼の為、深夜までの残業、休日出勤。
若い設計者や何も考えていないマネジメント層が発注元だと
本当にこういったことがよくあります。
本当はモノづくりが好きで
CADを操作するのがが好き。
でも、こういった労働環境だと
「やめたい」と思ってしまいます。
この記事では、
CADオペレーターの仕事をやめておけと言われる原因を挙げて、
改善方法をご紹介していきますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。
機械設計を20年しており、
設計・試作・試作検証・品質試験・量産管理 等
一連の流れを全て体験しました。
現在は監督職として設計者を見ています。
こういった私が解説していきます。
CADオペレーターの仕事をやめておけと言われる原因は3つ
CADオペレーターの仕事をやめておけと言われる原因は、
以下のように大きくわけて、
3つ考えられます。
① CAD作業の依頼が急にくる
②自分自身にCADオペレーターの適性がない
③ 職場環境・会社に合わない
①CAD作業の依頼が急にくる
CAD作業の依頼先は設計者となるのですが、
若い設計者の依頼だと急にきます。
金曜日の夕方に依頼がきて
その依頼が1週間かかるぐらいのレベルなのに、
月曜の朝に欲しい
こういった話もあります。
すみません。若い時の私もこういった依頼をしておりました。
こういった話は極端かもしれませんが、
多かれ少なかれあることです。
人と一緒に仕事をするということは
調整や意思決定が必要なものなので
仕方ありません。
そういったことを無くすためには
依頼がくる設計者の動きを見ておく
必要があります。
②自分自身にCADオペレーターの適性がない
CADオペレーターの仕事は、
高度な専門知識が必要な上に
プレッシャーも多い仕事です。
そのため、
機械をどのように動作するのか
興味・関心を持っている方が、
CADオペレーターに向いていると言えるでしょう。
やはり、CADオペレーターを目指した理由が、
何となく年収が高そうだからという場合より、
子供の頃から趣味で工作を行っていて、
もっとスキルを高めたいと考えていた方が、
断然、CADオペレーターの適性が高いですよね。
適性が無ければ面白くなくなりますので、
そうなると力も向上していかなくなるので
負のスパイラルとなり、
仕事がつらくなってきます。
ただ、CADオペレーションスキルが高かったとしても
現在は、電子回路・メカ・ソフトが融合したものがほとんどなので、
うまくCADオペレーションをするためには、
関連部門との調整・交渉・ 折衝を
行わなければなりません。
その他、
設計の動向や顧客に対する
技術的な質問への回答などに
対応することもあります。
このように、
CADオペレーターだからと言って、
誰とも話さず黙々とモデルを作ればいい
というわけではなく、
こうしたコミュニケーションしながら
仕事完結していくことになります。
これら全てがCADオペレーターの適性ということになります。
③職場環境・会社に合わない
自分自身にCADオペレーターの適性があったとしても、
職場環境・会社が問題になるケースもあります。
通常、CADオペレーターの仕事は、
冷暖房が完備されたオフィスワーク中心なので、
肉体的なつらさは少なく、むしろ精神的なつらさが多いと思います。
会社が完全に法令無視のブラック企業なのは論外ですが、
昔は「徹夜してでも納期を守ってきた」という人が多いので
上司がブラックなこともあったりします。
例えば、私が今まで会った中で、
「全くフィードバックしない上司」がいました。
どういうことかと言うと、
設計仕様書の確認やデザインレビューの際に、
問題点があったとしてもダメな部分を伝えないのです。
当然、担当のオペレーターは、
ダメな部分がわからないので何度も修正することになり、
いたずらに時間が過ぎてしまいます。
そうやって結局ブラック化してしまうことに
なってしまいます。
ある程度、自分から積極的にコミュニケーションを取ることも大事ですが、
このようなブラック上司と遭遇してしまった場合、
さっさと異動や転勤などで職場環境を変える努力をした方が手っ取り早いでしょう。
また、職場環境に問題がなかったとしても、
会社の方針が自分の目指すキャリアと異なると大きな問題となります。
よくあるケースとしては、
「設計仕様書だけ作成して後は外注」
「形状の小さな修正のみ」
「新しい技術習得に非積極的」
など全く自分のスキル向上につながらないと感じることがあります。
むしろ、CADオペレーターの仕事に適正があり、
思い入れがある程、自分のCADオペレーターのスキルが伸びないとなると、
非常につらくなると思います。
また、日本の場合、
海外のように職種で大体の年収が決まるのではなく、
大企業の方が中小企業より年収は高くなる傾向があります。
そのため、CADオペレーターのスキルは申し分なくとも、
中小企業で働いていると言うだけで年収が低くなってしまうこともあるのです。
他社と比較しても、ほとんど同じ仕事をしているはずなのに、
仕事量・責任に見合った年収ではないと、
割りに合わなくて仕事がつらいと感じてしまいますよね。
同じ会社で大幅な年収アップは難しいので、
ここまでくると、転職という手段を取らざるを得ないでしょう。
CADオペレーターを辞めたいと思ったときにするべき行動は?
もし、CADオペレーターの仕事がつらく、辞めたいと感じるようなら、
まずは現在、自分が働いている会社で改善できるのか考えてみましょう。
ある程度、規模の大きい企業であれば、
配置転換や転勤が可能な場合があるので、
上司や会社の労働組合など信頼できる人に相談するのが良いでしょう。
例を挙げると、
元々、オペレーターとして採用された後、
上司に相談して調達等に配置転換したケースがあります。
また、どうしても上司と折り合いが合わなかったため、
会社の労働組合に相談して、
単身赴任で、同じ職種のまま別の拠点に転勤したケースもありました。
しかし、一方で今の会社にいる限り、
現在の状況を改善できない部分もあることでしょう。
もし、現在、
働いている会社がキャリア・年収・福利厚生面などで、
どうしても合わないようでしたら、
転職エージェントを活用して転職活動する方がよいでしょう。
転職エージェントを利用することで、
非公開求人に応募できる上に担当のキャリアアドバイザーのアドバイスにより、
より自分の希望に合った企業を見つけることができるので、
ちょっとでも気になったら無料で相談できますので、試してみましょう。
機械設計におすすめな転職サイト・エージェント3つ【自分の実例付】
まとめ
この記事では、
CADオペレーターの仕事がつらい原因を推測して、
改善方法をお伝えしました。
悩みがあればまずは動いてみることが大事です。
・転職エージェントに相談する
・資格勉強する
動いたら景色が変わってきます。
変化を恐れずに動いてください。
資格勉強方法はこちらの記事参考下さい。
技術士一次試験 合格までの勉強方法
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