
・機械設計の世界に入ったけど、先輩が怖くて何も聞けない
・先輩に比べると設計力が足りなくてくやしい
・効率よく勉強するにはどうしたら良い?
こういった疑問にお答えします。
しかしそのままこの疑問を放置すると、
具体的にどうしたら良いかわからず、結局前に進めません。
この記事では文系出身や大学で学んでいる人向けに
どうやって機械設計を勉強していったら良いかを
実際の体験を元にお話しします。
この記事を読めば、
・機械設計の勉強が、体系的に学べるのではかどります。
・体系的に学べば、勉強が楽しくなるので、
勉強する→わかる→仕事で生かす→わかならい点を勉強する→わかる・・・
良いサイクルが回せます
設計者として約20年働き、その中で機械設計技術者試験2級を取得した私が、
その過程で勉強した多数の書籍の中でも
わかりやすくて学んで良かったものを説明していきます。
機械設計の勉強とは
機械設計の勉強は、まずどの範囲かというと、
基礎学習として分類的に10分野にわかれています。
機械設計の10分野とは
①材料力学
②流体力学
③熱力学
④機械力学
ここまでが4大力学です。そのほかに
⑤機構学
⑥機械要素設計
⑦制御工学
⑧工業材料
⑨工作法
⑩機械製図
があります。
仕事に合わせて必要な分野を選びましょう。
仕事によって、使う分野は異なりますので、
自分の仕事にあった分野を重点的に学ぶと良いでしょう。
例えば、私の場合だと、椅子の設計ですので、
①材料力学、⑥機械要素設計⑧工業材料⑨工作法⑩機械製図
の4つが必須です。
会社に入ってこれらを先に勉強しました。
どの仕事でも必要な分野
分野の中でもどの仕事でも必要とされるのが
⑧工業材料
⑨工作法
⑩機械製図
です。最低限はこの分野を先に勉強しましょう
なぜかといいますと、
ものづくりは、部品を加工してそれをユーザーに使ってもらうこと
だからです。
材料力学や流体力学をいくら知っていても、
まずは、ものを作らなければ、何も生まれません。
幸いこの3分野は、理系で代表される数学・物理的な感覚が必要ありませんので、
文系出身で数学・物理を勉強していない人でも理解しやすいです。
まずはこの3分野(⑧工業材料⑨工作法⑩機械製図)を知っておきましょう。
この分野を知るためは会社の人に聞けば良いのですが、
体系的に学べば、きちんとしたスキルとなります。
体系的に書かれているのが、書籍です。
おすすめ書籍3選
基礎3分野を知る為のおすすめの書籍を厳選して3つお伝えします。
①【初心者向け】機械設計がやさしく学べる1冊
機械設計の基礎知識―はじめて設計をする人へ (実際の設計選書)
大学の教科書です。
高校卒業して、まだ何も知らない人向けに向けての本で
丁寧に書かれてます。
実学とはかけ離れたことを勉強していた他の大学の教科書とは違い、
実際のものづくりについて書かれている教科書です。
私自身も実際に大学でこの教科書で学び、
就職してから10年程はこの教科書を手元において
わからないことはこの本から学んでいました。
この教科書の上位に
機械設計では有名な「失敗学」の畑中洋太郎先生の書かれている
「実際の設計シリーズ」もあります。
②【読みやすい】まずはモノの作り方と値段が学べる1冊
機械設計の分野だと⑧工業材料⑨工作法となります。
コストのことも書いてあるので、
実際の仕事でかなり役に立つ本です。
ものづくりの現場は企業活動をしています。
企業活動はコスト(お金)もかなり重要な要素です。
私自身も会社独自のコスト計算と
この本のコスト計算を照らし合わせて、
体系的にコスト試算が身に入りました。
③【必須】図面の読み方が分かりやすく学べる1冊
機械設計の分野だと⑩機械製図となります。
ものづくりのコミュニケーションの方法は図面です。
図面が無いとモノが作れません。
図面は、会社ごとで独自の書き方があります
それだけ習っていると、他の会社の方と話がしにくいのがあるので、
体系的に学ぶ必要があります。
この本はトーク口調で説明されています。
何も知らない人向けに図面の話を説明されているので、
頭の中に「スゥー」と入ってきます。
まとめ
機械設計で勉強するのにおすすめの書籍をお話ししました。
勉強では上から全体像を見ながら、
体系的に学ぶ必要があります。
体系的に学ぶには、書籍が一番です。
書籍はその分野の第一人者が、
長時間積み上げてきた知見を
わかりやすく説明してくれているからです。
まずは書籍を手に取り、
学んでいきましょう。
書籍のおすすめは3つ↓
機械設計の基礎知識―はじめて設計をする人へ (実際の設計選書)
ついてきなぁ!加工知識と設計見積り力で「即戦力」
図面ってどない読むねん!LEVEL 00
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