今の機械設計の仕事がきつくて、今すぐ辞めたい
機械設計はいろいろな業務をこなさないといけません。
深夜までの残業、休日出勤。
開発スケジュールに余裕がないので、
予想外のことが一つ発生すると
すぐにこうなってしまいます。
本当はモノづくりが好きで
設計が好きだけど、
こういった労働環境があると
「やめたい」と思ってしまいます。
この記事では、
機械設計の仕事をやめておけと言われる原因を挙げて、
改善方法をご紹介していきますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。
これを書いている私は、
機械設計を20年しており、
設計・試作・試作検証・品質試験・量産管理 等
一連の流れを全て体験しました。
現在は監督職として設計者を見ています。
こういった私が解説していきます。
機械設計の仕事をやめておけと言われる原因は3つ
機械設計の仕事をやめておけと言われる原因は、
以下のように大きくわけて、
3つ考えられます。
①機械設計の仕事をしたいのに会議ばかり
②自分自身に機械設計の適性がない
③職場環境・会社に合わない
①機械設計の仕事をしたいのに会議ばかり
機械設計の仕事をしたいので入社したのに
会議ばかりで設計時間や試作時間が少ない。
どの会社でも多かれ少なかれあることです。
人と一緒に仕事をするということは
調整や意思決定が必要なものなので
仕方ありません。
できるだけ短時間で終われるように
会議の目的と議題を事前に決める等
進めるしかありません。
こういった人にはこちらの本をどうぞ利用下さい。
②自分自身に機械設計の適性がない
機械設計の仕事は、
高度な専門知識が必要な上に
プレッシャーも多い仕事です。
そのため、
機械をどのように動作するのか
興味・関心を持っている方が、
機械設計エンジニアに向いていると言えるでしょう。
やはり、機械設計エンジニアを目指した理由が、
何となく年収が高そうだからという場合より、
子供の頃から趣味で工作を行っていて、
もっとスキルを高めたいと考えていた方が、
断然、機械設計の適性が高いですよね。
適性が無ければ面白くなくなりますので、
そうなると力も向上していかなくなるので
負のスパイラルとなり、
仕事がつらくなってきます。
ただ、設計スキルが高かったとしても
現在の機械は、電子回路・メカ・ソフトが
融合したものがほとんどなので、
設計をするためには、
関連部門との調整・交渉・ 折衝を
行わなければなりません。
その他、
営業のフォローとして、
営業活動への動向や顧客に対する
技術的な質問への回答などに
対応することもあります。
このように、
機械設計エンジニアだからと言って、
誰とも話さず黙々と設計をこなせばいい
というわけではなく、
こうしたコミュニケーションしながら
仕事完結していくことになります。
これら全てが機械設計者の適性ということになります。
③職場環境・会社に合わない
自分自身に機械設計の適性があったとしても、
職場環境・会社が問題になるケースもあります。
通常、機械設計の仕事は、
冷暖房が完備されたオフィスワーク中心なので、
肉体的なつらさは少なく、むしろ精神的なつらさが多いと思います。
会社が完全に法令無視のブラック企業なのは論外ですが、
昔は「徹夜してでも納期を守ってきた」という人が多いので
上司がブラックなこともあったりします。
例えば、私が今まで会った中で、
「全くフィードバックしない上司」がいました。
どういうことかと言うと、
設計仕様書の確認やデザインレビューの際に、
問題点があったとしてもダメな部分を伝えないのです。
当然、担当のエンジニアは、
ダメな部分がわからないので何度も修正することになり、
いたずらに時間が過ぎてしまいます。
そうやって結局ブラック化してしまうことに
なってしまいます。
ある程度、自分から積極的にコミュニケーションを取ることも大事ですが、
このようなブラック上司と遭遇してしまった場合、
さっさと異動や転勤などで職場環境を変える努力をした方が手っ取り早いでしょう。
また、職場環境に問題がなかったとしても、
会社の方針が自分の目指すキャリアと異なると大きな問題となります。
よくあるケースとしては、
「設計仕様書だけ作成して後は外注」
「形状の小さな修正のみ」
「新しい技術習得に非積極的」
など全く自分のスキル向上につながらないと感じることがあります。
むしろ、機械設計の仕事に適正があり、
思い入れがある程、自分の機械設計のスキルが伸びないとなると、
非常につらくなると思います。
また、日本の場合、
海外のように職種で大体の年収が決まるのではなく、
大企業の方が中小企業より年収は高くなる傾向があります。
そのため、機械設計のスキルは申し分なくとも、
中小企業で働いていると言うだけで年収が低くなってしまうこともあるのです。
他社と比較しても、ほとんど同じ仕事をしているはずなのに、
仕事量・責任に見合った年収ではないと、
割りに合わなくて仕事がつらいと感じてしまいますよね。
同じ会社で大幅な年収アップは難しいので、
ここまでくると、転職という手段を取らざるを得ないでしょう。
機械設計を辞めたいと思ったときにまずするべき行動は?
もし、機械設計の仕事がつらく、辞めたいと感じるようなら、
まずは現在、自分が働いている会社で改善できるのか考えてみましょう。
規模の大きい企業であれば、
配置転換や転勤ができます。
上司や会社の労働組合など信頼できる人に相談するのが良いでしょう。
例を挙げると、
元々、設計者として採用された後、
上司に相談して品質保証に配置転換したケースがあります。
また、どうしても上司と折り合いが合わなかったため、
会社の労働組合に相談して、
同じ職種のまま別の拠点に転勤したケースもありました。
会社に言っても対応できない場合の行動は?
しかし、一方で今の会社にいる限り、
現在の状況を改善できない部分もあることでしょう。
もし、現在、
働いている会社がキャリア・年収・福利厚生面などで、
どうしても合わないようでしたら、
転職エージェントを活用して転職活動する方がよいでしょう。
転職エージェントを利用することで、
非公開求人に応募できる上に担当のキャリアアドバイザーのアドバイスにより、
より自分の希望に合った企業を見つけることができるので、
ちょっとでも気になったら無料で相談できますので、試してみましょう。
まとめ
この記事では、
機械設計の仕事がつらい原因を推測して、
改善方法をお伝えしました。
悩みがあればまずは動いてみることが大事です。
・転職エージェントに相談する
・資格勉強する
動いたら景色が変わってきます。
変化を恐れずに動いてください。
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