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CAD資格を取得する意味はない?【それよりも大事なことについて解説】

技術士

CADの資格って就職・転職に必要ですか?

製造業ではものを作るために
CADを使って図面を書いて
仕事をしています。

CADを操作することは基本なので
資格が必要かどうか気になるところです。

結論から言うと
操作には慣れておいた方が良いですが
CADの資格は必須ではありません。
それよりも大事な能力があります。

本記事では
・CADの資格って何がある?
・CADの資格を取得するメリット
・採用する側からのCADの資格を取得するより大事なこと
についてお伝えします。

これを書いている私は、
・機械設計20年
・最近 技術者マネジメントをしています
・技術士(機械部門)
・機械設計技術者試験2級合格

こういった私が説明していきます。

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CADの資格って何がある?

CADの資格はさまざまなものがあります。

主に下記の5つの資格です。

・CAD利用技術者試験
・建築CAD検定試験
・CAD実務キャリア認定制度
・3次元設計能力検定試験
・機械・プラント製図技能士

国家資格はありません。
全て民間の認定資格です。

それぞれCADの操作するために設定された試験ですが、
「これ」という試験はありません。

CADの資格を取得するメリット

CADの資格を取得することで、
日々の業務でメリットはあります。

・業務効率や生産性が向上する

CAD資格を取得するためには、
CADに関する知識や技術を体系的に学ぶ必要があります。
資格を取得することで業務をこなす正確性やスピードが向上し、
結果的に業務効率や生産性も向上するということです。

生産性が上がることはもちろん企業にとってもプラスなので、
資格手当を用意している場合も少なくありません。
つまり、CADの資格を取ることで収入が上がる可能性もあるのです。

さらに、CAD資格は一定の知識や技術を備えていることの証明にもなります。
転職市場などで人材としての価値を高めてくれるため、
資格取得はキャリアアップにもつながるでしょう

CADの資格を取得するより大事なこと

採用する側からすると
実はCADの資格はあくまで目安です。

excelやpowerpointと同等レベルと考えてください。

世の中にはCADの種類が多数あり、
例えば現在INVENTERを利用していても
次の働き場所がCREOであれば
一からのやり直しになりますので、
ある程度の目安レベルしかなりません。

1年程すれば、CADもある程度の力が付いてきます。

実務レベルではそういった判断をされています。

またAUTODESKのFUSIONでは
ジェネレーティブデザインと言って
荷重と制約を入れれば
3Dモデルを生成してくれる機能もあります。

世の中で広まっている生成AI(ChatGPT)と同じ機能が
CADでも出てきています。

こうなると3Dモデルを作るだけ、図面を作るだけの人は
必要無くなってきます。

それよりも大事なことがあります。
・設計者の意図を理解する力
・他部署との折衝力
・他の人を教える力
主体的に自らがモノづくりを動かしていく人が
優遇されていきます。

採用する側からすると
これぐらいしてもらえると
安心して任せられる人になるので、

こういった人になるには
CADの資格を持っているというよりは
モノづくり系の資格を持っている人の方を
優遇します。

・技術士(国家資格)
・建築士(国家資格)
・QC検定

こちらを参考下さい。

技術士一次試験 合格までの勉強方法【一発合格するためにすべきこと】

QC検定 役に立たない?【採用を担当した私が説明します】

まとめ

CADの資格は意味がないとは言えませんが
必須ではありません。
操作には慣れておいた方が良いレベルです。

生成AIと同じ機能がCADでも出てきていますので
CAD操作自体がそこまで大事ではなくなってくるでしょう。

それよりも資格としてほしいのは
より上流側の資格です。

お客さんが何が必要か?
どういったものが世の中に求められていて
どんな製品が必要かを考える力の方が必要です。

この力が必要となってくる資格は
技術士です。

技術士を目指すことをおすすめします。

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