技術士1次試験を合格したけど、
技術士補を登録するか迷っています。
登録するメリットありますか?
技術士補を登録するかどうか迷いますよね。
結論から言うと
実務経験が少ない若手の人のみメリットがあります。
本記事では
・技術士補とは
・技術士補になるには
・技術士補のメリット3選
についてお伝えします。
これを書いている私は
・機械設計をして20年
・大学は機械系を卒業(学部卒・JABEE指定外)
・技術士1次試験に5回目で合格
・技術士2次試験 筆記試験1回目で合格
・技術士2次試験 口頭試験試験結果待ち
こういった私がお伝えします。
技術士補とは
技術士補とは将来技術士になる人材を育成することを目的とした国家資格です。
技術士法にも書かれているように法律で規定されています。
しかし、上位資格の技術士に比べると
技術士補の範囲はすごく狭く、
メリットが一部でしかないのが実情です。
技術士補になるには
技術士補になる方法は、2つあります。
どのような条件を満たせばなれるのか、確認していきましょう。
①技術士の第一次試験に合格する
1つ目の方法は、年1回実施される技術士一次試験に合格する方法です。
合格者は自動的に修習技術者になれ、
所定の手続きを取ることで技術士補になれます。
技術士1次試験の受験資格はないため、
実力があり合格すればだれでもなれます。
1次試験を合格した上で、
技術士補の登録を行うためには、
合格した技術部門と同じ部門の技術士を探さなければなりません。
このため受験する技術部門は、慎重に選びましょう。
申請の仕方はこちら
②大学で学び、JABEE認定プログラムを修了する
技術士補になる資格を得る方法には、
技術士1次試験を合格しなくても
JABEE認定プログラムを修了すればなれる方法もあります。
大学や高等専門学校(高専)のなかには
JABEE認定プログラムに対応したコースや学科があり、
卒業することでJABEE認定となります。
これにより、
技術士補になることが可能です。
HPで公開されているので
こちらを参考下さい。
技術士補に登録するメリット
技術士補になるメリットは3つありますが、
主なメリットは
2次試験が早く受けられること
です。
他にもメリットがありますので、
順に説明していきます。
それぞれのメリットについて、順に確認していきましょう。
①技術士2次試験を早く受けられる
技術士2次試験の受験資格には実務経験が必要となっています。
通常1次試験を合格しただけでは7年の実務経験が必要ですが、
技術士補になると4年の実務経験に短縮されます。
少しでも早く技術士になりたい方は、
技術士補になっておくべきでしょう。
②技術士補の肩書きを使える
技術士補の有資格者は、
「技術士補」という資格名が表示できます。
しかし技術士法でも書いてある通り、
技術士補の名称を使える場面は、
技術士を補助する業務
となっており、かなり限定されています。
現実的には、技術士補の名称が必要な仕事はほとんどありません。
③資格手当がある会社がある
会社により、技術士補の資格があると
資格手当を支給される会社があります。
ほとんど建築系ですが、コンサル会社に、
手当を出ている会社があります。
私の会社の場合は技術士のみで
技術士補には資格手当はありません。
(技術士保有で月30,000円資格手当となります)
技術士のみの会社の方が多いようです。
まとめ
技術士補を登録するメリットがさまざまありますが、
主なメリットは
実務経験が少ない若手の人であれば
短期間で技術士第二次試験が受験できるメリットがある
ことです。
メリットがある方は
技術士補に登録して
メリットを生かしましょう。
その上でその上位の技術士に向けて
進んでいきましょう。
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