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技術士の資格は意味ない?資格取得で得られる4つのメリットを解説

技術士

技術士とは資格の中でも最高峰の資格で国家資格です。
高度な科学的知識と高い技術者倫理を持っていると国によって認められたスペシャリストです。

しかし、国家資格でありながら、
「技術士は役に立たないから取得をやめとけ」
「技術士は将来的になくなるから取得する意味がない」というような声が
インターネット上等に存在します。

この記事では、技術士の資格取得が「やめとけ」と言われる理由や、
活かせる職業、他の資格との比較を解説します。

これを書いている私は

・製造メーカーで設計20年
・技術士 2次試験 論文試験合格
・他機械系資格 機械設計技術者試験2級・QC検定2級取得

です。
こういった私がお伝えします。

技術者諸君博士か技術士になろう! 亀尾恭司著

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技術士の資格取得がやめとけと言われる理由

技術士は技術のスペシャリストと認定する国家資格であり、評価の高い資格です。
そんな技術士がなぜやめとけと言われるのか、理由を見ていきましょう。

独占業務がない

技術士は価値の高い資格ではありますが、「独占業務」がありません。
独占業務とは、資格を有するものでなければ携わることを禁じられている業務をいいます。

弁護士や公認会計士、税理士、司法書士にはそれぞれ独占業務がありますが、
技術士にはないため、どうしても見劣りしてしまいます。

技術者は特別な資格がなくてもできる業務であるため、
技術士の資格取得は意味がないからやめとけ、
と言われる理由の1つになっています。

年収が高くないと思われている

技術士の平均年収は、600万あたりといわれています。

「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると日本の給与所得者の平均年収は311万円です。
日本の給与所得者の平均年収よりも高水準であるものの、
国家資格を有した技術系の専門家の割には高くないと思われるでしょう。
技術士の資格を取得すれば、必ず収入アップに繋がるというわけではありません。

高収入を得るためには資格を保有するだけでなく、どう活かすかが重要なのです。
技術士は、企業内技術専門家として会社に勤めるか、
独立技術士として顧客を獲得するかのいずれかが一般的です。
勤める会社や、獲得する顧客数、業務内容によって同じ技術士でも年収は大きく変わります。

取得がそのまま評価されるとは限らない

技術士の資格を取得すれば必ずしも評価されるとは限らない点も、
資格取得をやめとけと言われる理由の1つです。

そもそも製造メーカーで働いていても
技術士の存在を知らない人がほとんどです。

技術士が活かせる職業

「やめとけ」と言われる一方で、
技術士は実務では活かすことができる資格です。

コンサルティング業界

技術士はコンサルタントとしての知識が身についているため、
幅広いジャンルで活躍できます。

技術士事務所

技術士は、技術士事務所でも活かせる資格です。

また、補助金申請の支援業務を
技術士事務所などで担当することもあります。

顧客のニーズに応えるため、
技術士事務所も技術士としての知識を活かせます。

一般企業

一般企業でも技術士は大いに活躍が期待できます。
技術士は専門の技術の話はもちろん、
技術者倫理などを理解している、経済学、財務会計、経営理論、運営管理、法務、情報システム等、
ビジネスで役立つ幅広い知識を持っています。

技術士の資格はなくなる?

技術士は将来的になくなるという心配の声がありますが、
結論として、技術士がなくなることはありません。

技術士がなくなると言われる大きな要因が
「AIによる代替可能性の高い職業」によるものです。

AIでは代替不可

2015年12月に公表された、
野村総合研究所とオックスフォード大学の共同研究による
「国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率」では、
10〜20年後に日本の労働人口の約49%が代替可能と報告されました。

職業 AIによる代替可能性

公認会計士     85.9%
行政書士      93.1%
税理士       92.5%
弁理士       92.1%
弁護士        1.4%
中小企業診断士   0.2%

参考:株式会社野村総合研究所「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」

プログラムでできそうな定型的な仕事、膨大な事例を収集して整理することのある
行政書士や税理士、弁理士が高い割合で代替可能であるのに対して、

プログラムでできない人を相手にする業務や
人間的な感覚が必要な
弁護士や中小企業診断士は
0.2%と極めて低い割合であることより、

技術士も人を相手にする業務なので
代替可能性が低いと言えます。

技術士を目指すのがおすすめな人

ここまで読んでみると、技術士は「やめとけ」どころか、目指す価値のある人気の資格であることが分かりました。 技術士を目指すのがおすすめなのは以下のような方です。

仕事の質を上げたい方
年収アップ・キャリアアップを目指す方
転職に活かしたい方
人脈を広げたい方
独立開業を目指す方

資格保有は転職においても有効で、年収アップやキャリアアップにも繋がるでしょう。
技術士の実務補習への参加、技術士会、ボランティアグループ等のネットワークへの加入で人脈も広がります。

また、独立開業、経営コンサルティング以外の、セミナー講師や公的業務等、資格を活かした幅広い活動をしたい方にもおすすめです。

もう少し技術士のメリットを知りたい方は
こちら本がおすすめです。

技術者諸君博士か技術士になろう! 亀尾恭司著

技術士
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