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機械設計者におすすめの資格3選【必要なスキル】

設計図をPC描く設計者 QC検定
悩んでいる人

・これから就職活動するけど、今のうちに取っておいた方が良い資格ないかな?
・この会社しんどいので、転職したい。有利になるような機械設計の資格ってないかな?

こういった疑問に答えます。

医者や弁護士、弁理士、建築士・・・
世の中で専門的な仕事をする人は
そのための資格が必要です。

設計を専門とする機械設計者は
特に資格がある訳ではありません。

1日でも機械設計したことがある人は
それだけで機械設計者と名乗れます。

ただし、機械設計は大学や大学院レベルまで
勉強していかないと専門的な知識が得られません。

世の中には
そのレベルを客観的に見る資格があります。

本記事では
機械設計で必要な資格をお伝えしていきます。

これを書いている私は
機械設計をして20年。
機械設計業務をしつつ
リクルーターで新卒の採用補助と、
最近は派遣の方の採用の仕事をしていて
人を見ることも多いです。

こういった私が解説します。

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機械設計で必要な仕事のスキル

まず機械設計者はどんな仕事かを理解する必要があります。
このあたりから説明します。

機械設計者の仕事

機械設計での仕事はさまざまありますが、
仕事の流れは次のような感じです。

  1. 企画:世の中でどのようなものが必要か考える
  2. 概要設計:どのように達成するかを考える
  3. 基本設計:どうやって作るか考える
  4. 詳細設計:どうやって作りやすいか考える
  5. 生産立ち上げ:作ったものが想定通りか確認する
  6. 量産対応(クレーム対応):使った結果どうなるか確認する

職種によって変わりますが、
大企業だと一つのことを深くしていきますし
中小企業だと、多くのことをする
仕事になるかと思います。

機械設計で必要なスキル

機械設計で必要なスキルは
こういった仕事をうまくこなすための技術になります。

必要なスキルとしては以下のような感じです。

  • 機械工学(特に4力)
  • 材料知識
  • QC知識
  • CAD知識
  • 企画力
  • プレゼン力

機械設計で必要な資格

実際に機械設計で求められる資格は
以下となります。

(カッコ内は偏差値)

1位:技術士(1次試験:60 2次試験:70)
2位:機械設計技術者試験(1級:64 2級:61 3級:56)
3位:QC検定(1級:50 2級:48 3級:46 4級:38)
4位:CADトレース(上級:52 中級:43 下級:38)

1位:技術士

技術士は機械設計の中で唯一の国家資格でかなり難しいです。
1次試験と2次試験があって、
2次試験で合格すると「技術士」として独立できるぐらいの資格です。
試験は機械設計だけでなく、一般常識・他の工学の知識・倫理感が必要です。

取得までは大変な道のりですが、

技術士を取得しておけば一生名乗れるものなので

機械設計でやっていくのであれば是非取得したい資格です。

技術士一次試験 合格までの勉強方法【一発合格するためにすべきこと】

2位:機械設計技術者試験

機械設計技術者試験は、
機械設計に特化した資格です。
1級から3級まであります。

技術士と違い民間の資格ですが、
機械設計に特化しています。

特化しているので範囲はせまいのですが専門性が高く、
機械設計だけの難易度であれば技術士と同レベルです。

【公式HPよりわかりやすい】機械設計技術者試験の申込方法と注意点まとめ

3位:QC検定

QC検定は、品質管理検定です。
品質管理となると、

製造業の一部の業務の品質管理部門のみの検定かと思ってしまいますが、
科学的分析をするための知識を検定する資格です。

製造業だけでなく他の業種(サービス業とか)にも使えます。
企画業務から構想設計、クレーム対応からお客様の声まで
を分析できる資格です。

この資格 実務のする上では、
かなり重要です。

機械設計初心者はまずこのQC検定を目指せば良いです。

QC検定のメリット わかりやすく解説【仕事に直結して、役に立ちます】

ランク外:CADトレース

CADトレースは、
機械設計となるとCADととらえがちですが、
CAD作業は先ほど挙げた業務の一部なので、
効果は少ないでしょう。

資格取得と同じぐらい大事なこと

資格取得と同じぐらい大事なことがあります。
資格取得よりも大事かもしれません。

以下の考え方が無い人は
残念ながら1位の技術士の資格を持っていても
ただの知識持ちとなります。

(技術士は試験の中でこの面接と論文でこの内容を試されますが・・・)

機械設計は 世の中を良くするためのツールである という認識を持つこと

大学で工学を学んだとかは 手段を学んだだけなので、
本当に必要なものは目的。

本当に大事なのは
モノづくりをすることで世の中を良くしたい
という気持ちです。

自分で世の中を良くしていくものを作った経験
があると強いです。

いまからでもできること

20年前までは
作るにも会社の設備を使わないと作れないものばかりでした。

CADも高価、考えたものを作るにもDIY感覚で平面のものしか
作れませんでした。

しかし今は
CADだと一般人でも届く価格で手に入れることのできる
fusion360のCADがあります
CAEもできます。
その3Dデータを使って、
難しい形状のモノが簡単に作れる3Dプリンタがあります。

これだけ道具が揃っていれば、
会社に頼る必要はなく、ある程度一人で作り上げることができます。

もちろん車のように大きなものは作れませんが、
スケールモデル(1/10)は作れます。

更に、それをメルカリ等で売って、人に喜んでもらった。
という経験ができればかなり良いです。

会社はこういった技術を
高度にしただけなのです。

会社が本当に欲しい人材

こういう経験がある人であれば、
会社はノドから手が出るほど欲しい人材になります。

このモノを自分で作った経験というのは
大学で機械工学を勉強している人があまりしていません。
どちらかというとデザイン学科を出ている人の方が経験があります。

上記の資格 と モノを自分で作った経験 の二つがあれば、
そのスキルが掛け合わせて、
就職・転職にはかなり有利になります。

機械設計におすすめな転職サイト・エージェント3つ【自分の実例付】

まとめ

機械設計で資格で取っていおいたら転職に有利なものをおすすめしました。

必要な資格を取得して、
本来の目的である世の中をよくするものを作る
ということをしていきましょう。

資格についてもっと知りたい!

という方はこちらもどうぞ。
色々な資格が網羅的に掲載されています。

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