
技術士一次試験を今度受けるだけど、
・技術士一次試験 合格率はどれくらいかな
・合格するにはどれくらい学力があれば良いかな
・どう勉強すれば良いかな
この記事は
・技術士一次試験 合格率
・他試験と比べてどれくらい違う
について書いていきます。
・製造業で設計業務20年弱しています。
・技術士一次試験を5回目で合格して
技術士二次試験 筆記試験合格済です。
こういった私が解説していきます。
技術士一次試験について
技術士一次試験は、
「適正科目」「基礎科目」「専門科目」の3種類の分野で実施されます。
試験時間は
「適正科目」1時間
「基礎科目」1時間
「専門科目」2時間
合計4時間
10時から16時までの1日かかる試験です。
科目は3種類に分かれており
「適正科目」「基礎科目」「専門科目」
全ての科目で正答率50%以上が必要です。
技術士一次試験の過去の合格率
直近5回の合格率です。
2017年50.5%
2018年48.1%
2019年37.8%
2020年49.5%
2021年43.7%
直近5回の平均では、
45.9%
です。
この率を見て、
「国家資格なのに45%も合格しているのか?」
と感じるでしょう。
実はこの率は断然低いです。
というのは
受験者はその道の猛者ばかり。
かなり勉強してきた人のみ受験する試験です。
他の試験に比べて合格率が高く見えますが、
受験者のレベルが高い中でこの数字は
かなり低いと見えておいた方が良いです。
技術士一次試験の各部門の合格率
技術士は合計20部門に分かれています。
もちろんそれぞれの合格率は異なります。
それぞれの過去5年間の合格率は
機械部門55.8%
船舶・海洋部門58.3%
航空・宇宙部門45.8%
電気電子部門48.3%
化学部門58.0%
繊維部門59.0%
金属部門50.5%
資源工学部門66.7%
建設部門39.7%
上下水道部門41.8%
衛生工学部門46.9%
農業部門39.2%
森林部門32.8%
水産部門39.1%
経営工学部門52.6%
情報工学部門65.0%
応用理学部門29.1%
生物工学部門25.0%
環境部門39.4%
原子力・放射線部門68.6%
各部門によっても合格率が異なります。
相対的には受験者が多い建築部門や電気電子部門は
合格率は低いです。
受験者が多く、会社の部署単位などで受ける場合があるので
合格する意思のない人も受けるからです。
反対に受験者が少ない経営工学部門や資源工学部門は
合格する気持ちのある人しか受けないので、
合格率が高めになっています。
勉強方法についての記事はこちら
↓
技術士一次試験 合格までの勉強方法【一発合格するためにすべきこと】
まとめ
技術士一次試験の合格率は、
45.9%です。
半分弱の合格率と高めですが、
それなりのレベルの人しか受けていないので
高い率と考えてください。
きちんと勉強しないと合格しません。
勉強しないと受からないので、
まずは過去問で自分の学力の位置を確認して、
そこから目標を定めて、合格を勝ち取りましょう。
コメント
技術士って知名度が低いせいか記念受験みたいな人もほとんどいないでしょうし、
合格率約45%っていってもなんだかんだ厳しい合格率ですよね。
参考になりました。
A太郎さん コメントありがとうございます。
技術士って国家資格の最難関にも関わらず
この合格率はそういった理由が大きいと思います。
参考にしていただきうれしいです。